December 2010 Archives

Volume#24 Editorial

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エディトリアル
ジェフリー・イナバ(Jeffrey Inaba)


近年のアメリカではストリートに出て抗議したり、クスリをキメたりするような人はほとんどいない。今となっては、ヒッピージェネレーションが持っていた社会的理念の多くはメインストリームとなっている。60年代のオルタナティヴな価値がもたらした今にいたる影響の中で最もセレブレートされた例は、技術の世界において見ることができる。メディア歴史学者フレッド・ターナー(Fred Turner)は、彼の著書『カウンターカルチャーからサイバーカルチャーまで』において、60年代の重要人物が集結したあるグループについて書いている。彼らは、よく知られたストーリーが私たちに伝えるような脅威や手の届かない「支配者層」への反抗はしなかったのだが、兵器産業複合体のなかで発展してきた防衛技術に対する、パッと見矛盾するような関心を持っている。ターナーは、スチュワート・ブランド(Stewart Brand)らによって喚起された、知へのアクセスを要求するというカウンターカルチャーの反響は、ウェブを大衆化し情報によって成長する社会へのシフトを起こす、パーソナルコンピュータープロダクトやネットワークツールの発展に影響を与えたと見ている。


現在のアメリカ文化をざっと眺めたときにそうした60年代に関する暗示と見えるものは、今も昔も、コンピューター技術、自然環境、そしてコミュニティのオルタナティヴな形に対する強い関心だ。しかし今日そのどれもがラディカルな政治的行動や初期の反抗的イデオロギーからは断絶している。例えば、地球への関心などは当てにならない、気まぐれな、運頼みくらいのものだったはずなのだが、カウンターカルチャーとアメリカで現在一般的になっている意見との間にイデオロギー的な差異はあるにもかかわらず、現在では大多数の人々に共有されている。サステナビリティは、かつてエンターテイメント的環境保護の姿勢へと熱烈に反発した事業部門ー不動産開発だとか—にもその重要さが引きあいに出されるほど、私たちの集団的経済意識の一部になっている。同じように、カウンターカルチャーの社会的原理—参加、情報共有、より一層の社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)、そして共同のために他者と結ぶ賛同ベースのネットワークやその識別可能な範囲ーは現在の社会資本を打ち建てるための基本的公理なのだ。

RT|12月27日READTANKします

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年の瀬も年の瀬ですが、12月27日(月)のお昼から、volume24号「カウンターカルチャー」特集号の序文(ジェフリー・イナバ)を読んでいきます。興味のある方はコチラにある連絡先までご一報下さい。


以下、最初のパラグラフを引用します
12月18日(土)、rep.06 assistant|すなわち、言いかえればの「Extension Project」第一弾 「土曜日の対話集 / Saturday Conversation Pieces」 が行われました。


DSC_0099.jpg
13時から21時まで、途中休憩もはさみましたが、およそ8時間にわたるマラソントークセッションとなりました。実況していただいたまとめがこちらにありますが、完全版は文字起こしあるいは映像として、閉架資料に含み込まれます。何を言っているかと言いますと、このプログラムは「rep.06 assistant|すなわち、言いかえれば」そのもののしくみを参照していますので、その点についてはこちら(中程にあるテキスト「回顧展、ライブラリ、アクティベートされる思考」)を併せてお読みいただけると幸いです。


DSC_0208.jpg

以下ご参加いただいたゲストの方々とassistantとの対話の様子をお届けします。

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2010.12.18(土)
rep.06 assistant展「すなわち、言いかえれば」
Extension Project 01
 「土曜日の対話集 / Saturday Conversation Pieces」


rep vol.6 assistant展「すなわち、言いかえれば」 の関連企画として、12月18日(土)13時より、Extension Project 01 「土曜日の対話集 / Saturday Conversation Pieces」 を行います。なお、このプログラムは「rep.06 assistant|すなわち、言いかえれば」のしくみを参照しています。こちら
中程にあるテキスト「回顧展、ライブラリ、アクティベートされる思考)も併せてお読み下さい。

AssistantLow.jpg
第六回「rep- radlab. exhibition project」は2010年12月10日より、
assistant展「すなわち、言いかえれば」を開催いたします。

松原慈と有山宙を中心に2002年に設立された建築ユニットassistantは、建築、美術、デザイン、webなど様々な領域にわたり思索的な実践を繰り広げています。これまで、日本科学未来館やDesignTide、ヨーロッパ各国の美術展やデザイン展での空間設計に加え、森美術館、青森県立美術館など各地の美術機関にて建築をテーマにしたワークショップを手がけ、2010年には若手建築家の登竜門であるSDレビューに入選しました。本展ではassistant設立から約10年間の活動の総体を浮かび上がらせ、彼らの実践を支えている思考の在処を探ります。すなわち、言いかえると、assistantの「回顧展」

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rep.06|assistant / すなわち、言いかえれば

期間:2010.12.10 - 2011.1.16
時間:木曜日 - 日曜日 13:00 - 20:00
※2010.12.26 - 2011.1.5は休みです
主催:rep- radlab. exhibition project
会場:radlab. (京都市中京区恵比須町531-13-3F)
アクセス:京都市バス停「河原町三条」徒歩5分、京阪電鉄「三条」駅徒歩10 分

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OPENING(mini lecture&party):12月10日(金)18:00 - 場所:radlab.

12月1日から12月7日までLABORATORYで開催している「nelobo|Heterotopias」のために行った、オリビエ・ブーシュロン(nelobo)へのインタビューの抜粋です。会場ではもっと長い版をご覧いただけます。

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—neloboの活動にコンセプトのようなものはありますか?
 
 
一定の態度のようなものはありますが、コンセプトと呼べるようなものはありません。私たちのプロジェクトでは常に新しい状況へと向き合わなければならないので、その度毎にどう動くべきかが問われます。ただそのなかでいくつか取り組んでいるトピックのようなものはあります。例えば文化と自然との関係性を問うということ。この点に対していろいろな方向から取り組んでいます。
 
 
—では具体的なプロジェクトの進め方についてお話を聞かせてもらえますか? またその際neloboの役割はどのようなものでしょう?
 
 
私たちのプロジェクトでは私たちが全てを決定します。その場所固有の建材や技術を生かすアイデアをどう組み立てるかということにまず取りかかり、その後に誰と組むかを決め、プログラムを決め、建てる場所を決め、デザインを決め、その後のプロジェクトを決めます。資金援助を提案してくれる主体にこうした決定を提示し、その上で彼らに資金援助するかどうかを決めてもらいます。私たちはアイデアを出し、プロジェクトの枠組みを考えるというわけです。

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