October 2011 Archives

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l'ESAメザニンスペースが展覧会会場です


フランスは「l'ESA」において行われるトークセッション&シンポジウム、平行して開催される小規模展覧会によって構成される「KENCHIKU|ARCHITECTURE 2011」プログラムのうち、2011年10月20日から22日までの3日間にわたってトークセッション&シンポジウムが開催されました。なお、小規模展覧会は2011年11月10日までパリはl'ESAにて続きます。プロジェクトサポートも引き続きよろしくお願いします

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私たちRADを中心とした実行委員によって開催される「KENCHIKU|ARCHITECTURE 2011」は、日本とヨーロッパとの若き建築家同士が様々な議論や意見交換を行うための場をつくりだすプロジェクトです。開催地はパリです。日仏各六名の建築家を招いて二種類のトークイベントを、小規模な展覧会とともに、三日間にわたって行います。

本プロジェクトは、日本における「KENCHIKU」とヨーロッパにおける「ARCHITECTURE」との間にある、また各々の言葉の内にもあるとらえ方の違いを浮かび上がらせ、それぞれを掛け合わせることによって「KENCHIKU|ARCHITECTURE」の可能性を考えていきます。


>KENCHIKU|ARCHITECTURE 2011 WEBSITE


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参加建築家

TNABuildingBuilding(Thomas Raynaud)永山祐子Atelier RAUM吉村靖孝GRAU中村竜治La Ville Rayée長坂常Est-ce ainsi中村拓志NP2F


テーマ

「HOW AND WHERE TO APPLY ARCHITECTURAL THINKING」


プログラム

Oct.20 - 21 TALK SESSION

初日、二日の「トークセッション」では、日仏各一名づつの対話形式で、計六組、それぞれの仕事の紹介と相互に批評を行っていきます。具体的な作品を介した批評の中から、 地域を越えた共通の問題意識や、都市や公共空間に対する考え方の差異を浮かび上がらせていきます。 


Oct.22 ROUNDTABLE

最終日22日の「ラウンドテーブル」では、日仏12名の建築家に一同に介していただきます。 今回のテーマに沿ったトピックから各自一つを選んでいただき、簡単なプレゼンテーションを経て、ディ スカッションを行ないます。グローバル化、環境問題、郊外といった状況やそれを背景にした建築家の 役割など、今後の建築家が直面する問題について国を超えた意見の交換を行ないます。 2012年に開催を予定している展覧会に向けたテーマの発見を目指します。


Oct.20 - Nov.10 EXHIBITION

トークセッション、ラウンドテーブルを行うに際しての参照項とし て、各建築家の仕事を模型やインタビュー映像によって紹介いたします。


>さらなる詳細はウェブサイトをご覧ください


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9月の後半に東京で開催された「Tradition is Innovation - ポルトガルの現代建築展」。この度2日間のみの巡回展をradlab.にて開催します。お見逃しなく!!


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ヨーロッパの周縁国ポルトガルの建築は、その現代性と地域性が特徴的なアルヴァロ・シザの作品を通して国際的な注目を浴びてきました。本展は、巨匠以降受け継がれる「ポルトガル建築」の現在とこれからを示唆するものです。会場では、過去5年間に現地で竣工した16のプロジェクトをビデオ・プロジェクションにより紹介します。ポルトガル人建築家によるプロジェクトの成果だけでなく、それらの政治的、経済的、地形的背景に注目し、設計に携わった8組の建築家へインタビューを行いました。それはプロジェクトのプロセスや建築家の思考過程を明らかにし、背後にある社会状況と現代社会における建築家の役割を浮かび上がらせる試みでもあります。模型やパネル、あるいは巨大なモックアップが並ぶ通常の建築展覧会とは異なる、「建築展とは何か」をあらためて問う実験的な展覧会となります。 


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開催概要

Tradition is Innovation - ポルトガルの現代建築展(ビデオ・プロジェクション)
会期:2011年10月15日(土) - 2011年10月16日(日)終了しました!
時間:13:00 - 20:00
会場:radlab.
※映像全編約1時間のため、最終入場は19時までにお願い致します
※15日(土)19:00よりレセプションを行います


問い合せ先: Point of View (ゴンサロ・バティスタ + 志岐豊)


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出展者
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東京は吉岡ライブラリにて10月1日から27日まで開催する展覧会「C-LAB / Jeffrey Inaba: What Do Architecture Think Tanks Do?」の関連イベントとして、会期初日にジェフリー・イナバ氏とアトリエ・ワンのお二人をお招きして「THINK-TALK Event: Jeffrey Inaba x Atelier Bow Wow」を行いました。会場のキャパシティが一杯になる約60人もの方々にお越しいただきました。どうもありがとうございます。


まずイナバさんによるプレゼンは、様々な主体が近年再度都市という物理的環境へ注目しているという状況を具体例とともに示すことでスタート。C-LABの「モデルアーキテクト」として、会議の際のテーブルデザインから米国空軍基地内での建物配置、ならびに政治境界線の引きなおしまで行う、ボスニア戦争時のバルカン問題にアーバニスティックな対処策を提示した米国特使R・ホルブルック氏を紹介しつつ、雑誌「Volume」各号を引きながらC-LABにおけるリサーチ手法の解説へとつながっていきます。都市、建築、社会、文化をめぐって現在どのような知が生成され、どのようにそれがやりとりされているのかに焦点を置くC-LABにとって、重要なのは「コミュニケーション」という問題であることが確認され、それを軸にC-LABによる最近の仕事、例えば「new museum」のホールデザインや、イナバさんによる最近の著作『World of Giving』で提示された「Aid capital」なる概念の紹介へ。最後に雑誌「Volume」の最新刊29号の紹介とともに約40分のプレゼンテーションは終了しました。


一方後半のトークでは、アトリエ・ワンさんによるイナバさんプレゼンテーションの補足・確認から、双方でのリサーチにおける共通点のお話、そして「知のやりとり knowledge transmission」はどこでどのように起こっているか、というイナバさんによる問いかけを起点にした原発問題に関するお話まで、話題は多岐にわたっています。宮下公園の改修プロジェクト、ならびに北本でのまちづくりといった最近のアトリエ・ワンさんのご活動も、「七人の侍」を比喩に(!)提示されています。リソースは削減し、でもアイデアの集約はある、という今後の状況で「建築シンクタンク」なるものはどうあるべきか、に関するイントロダクションとして素晴らしいトークを行っていただきました。


基本的には英語でお話いただいていますが、要所要所で日本語解説が入っておりますのでぜひ一度ご覧いただけたらと思います。




RAD/S
これは何か?

日本においてたいていのお墓は石塔のかたちをとっている。今回展示されている「カロウト」とは、その石塔の下に納骨室として埋められる、死者を収めるための室のことを言う。「カロウト」、「カロート」、または「からと」というその名は日本語ではない。漢字にすると「唐櫃」と書く。この耳慣れない物体について、民俗学者である野本寛一が福島県は南会津に昭和の時代まで続いた、カロウトをめぐる風習についてこのように説明してくれている。


カロウトとは、縦三尺五寸・横二尺五寸・深さ二尺の箱で、大工がこれを作った。嫁入りする娘は、みなカロウトを作ってもらい、そのなかに衣類などの嫁入り道具を入れて嫁ぎ、一生この箱を使った後、自分が死んだときはそのカロウトを棺桶として埋葬してもらうという習慣があった......それは、人生儀礼の要所で重要な役割を果たした......「カロウト」は新しい生活のスタートで人生の終焉を見つめさせた。このことは人生の有限性を自覚させ、よって人生を豊かなものにさせた。
(野本寛一『生態と民俗—人と動植物の相渉譜』)


ある人が生活をともにした道具をしまう箱が、そのままその人の亡骸を収める室となる。まるで家としての役割が、死を境にそのままこのカロウトへと移っていくようだ。他方で大室佑介がここに再現したカロウトは、野本の説明するカロウトとは用途の点で同じだが、いわば「しつらえ」の点でやや異なっている。彼のカロウトにおいては、死者が生前好んでいたものや空間を、残されたものたちがその中に再現するという特徴を持っている。彼が今回行ったことは、そうした風習において行われてきた空間的操作そのものを現代に再現することであったと言える。これをもう少し詳しく説明してみよう。

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