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東京は吉岡ライブラリにて10月1日から27日まで開催する展覧会「C-LAB / Jeffrey Inaba: What Do Architecture Think Tanks Do?」の関連イベントとして、会期初日にジェフリー・イナバ氏とアトリエ・ワンのお二人をお招きして「THINK-TALK Event: Jeffrey Inaba x Atelier Bow Wow」を行いました。会場のキャパシティが一杯になる約60人もの方々にお越しいただきました。どうもありがとうございます。


まずイナバさんによるプレゼンは、様々な主体が近年再度都市という物理的環境へ注目しているという状況を具体例とともに示すことでスタート。C-LABの「モデルアーキテクト」として、会議の際のテーブルデザインから米国空軍基地内での建物配置、ならびに政治境界線の引きなおしまで行う、ボスニア戦争時のバルカン問題にアーバニスティックな対処策を提示した米国特使R・ホルブルック氏を紹介しつつ、雑誌「Volume」各号を引きながらC-LABにおけるリサーチ手法の解説へとつながっていきます。都市、建築、社会、文化をめぐって現在どのような知が生成され、どのようにそれがやりとりされているのかに焦点を置くC-LABにとって、重要なのは「コミュニケーション」という問題であることが確認され、それを軸にC-LABによる最近の仕事、例えば「new museum」のホールデザインや、イナバさんによる最近の著作『World of Giving』で提示された「Aid capital」なる概念の紹介へ。最後に雑誌「Volume」の最新刊29号の紹介とともに約40分のプレゼンテーションは終了しました。


一方後半のトークでは、アトリエ・ワンさんによるイナバさんプレゼンテーションの補足・確認から、双方でのリサーチにおける共通点のお話、そして「知のやりとり knowledge transmission」はどこでどのように起こっているか、というイナバさんによる問いかけを起点にした原発問題に関するお話まで、話題は多岐にわたっています。宮下公園の改修プロジェクト、ならびに北本でのまちづくりといった最近のアトリエ・ワンさんのご活動も、「七人の侍」を比喩に(!)提示されています。リソースは削減し、でもアイデアの集約はある、という今後の状況で「建築シンクタンク」なるものはどうあるべきか、に関するイントロダクションとして素晴らしいトークを行っていただきました。


基本的には英語でお話いただいていますが、要所要所で日本語解説が入っておりますのでぜひ一度ご覧いただけたらと思います。




RAD/S

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